妻へ自宅を残したい。遺言か生前贈与か?

1か月ぶりの投稿です。

妻、子供2人が相続人になる場合に、子供との折り合いが悪く、相続開始後にトラブルになりそうな時

自宅だけでも妻に残したい場合は遺言を残せばいいのか、生前に贈与した方が良いのかという相談がありました。

この案件は今年の民法改正が関係する事案で、慎重に検討する必要があります。

生前贈与は原則として相続財産に算入されます。

民法改正前であれば、相続開始前に妻に自宅を贈与していても相続人全員の相続財産として分配しなければなりませんでした。

しかし、民法改正により、配偶者への自宅の贈与は相続財産に算入しないこととされました。

なので、生前に贈与しておけば安心です。あとは、税金の問題だけです。

遺言で妻に自宅を相続させることにした場合、子供から遺留分を請求されると、遺留分相当額を金銭で渡さなければなりません。

自宅以外に預貯金があればこの方法でできますが、預貯金があまり無い場合には十分な対策とはいえません。

ケースバイケースで、遺言か贈与かを慎重に検討しなければなりません。

民法改正により、従前の取り扱いと異なっていますので、改正法を正しく理解している専門家に相談する必要があります。

 

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台風接近中。黒猫動じず。

最強の台風が接近しているようですが、黒猫は「それがどうした」とでも言いたげな、おっさん座りで睨んでます。

 

 

 

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家の前の道の通行料払え

昨日のニュースで、「団地の一角の道路がある日通行止めになり、通行したいなら毎月1万円程度支払うようにと言われて住民が困っている」というのがありました。

「家の前の道は公道だから誰が通っても良いはずでは」「そんなお金払う必要ない」と思いますよね。

必ずしもそうではありません。特に、車が1台程度しか通れないような道は公道ではない可能性がとても高いのです。

「公道」とは何か、というと、国、県、市町村が管理する道、いわゆる、国道、県道、市道と名前が付いている道のことを言います。これは誰でも通れます。しかし、公道以外は誰でも通れると決まっているわけではありません。

「公道」以外に何があるかと言うと、「個人名義の土地」「団地を開発した会社の名義」などで、意外とこれが多いのです。

「でも、家が建っているということは、当然通って良いのでは」と思われるでしょうが、「家を建てて良い」というのと「家の前の道を通っても良い」というのは別の問題です。家を建てるには、市役所で建築確認を取る必要がありますが、家を建てる前の道について確かに条件はありますが、それは防災上の観点であったりしますので、適法に通れるかどうかは条件ではないのです。

つまり、家を建てました、ところがある日通行できなくなる、というのは起こりうる話しなのです。

「しかし、長年、近所のみんなが通っているから通行権というものがあるはず」という意見もありますが、ほとんどは「他人の土地を勝手に通っている」だけ、のことが多く、通行権としての使用貸借や賃貸借、地役権が認められることは多くはありません。

なので、今回のニュースでも、住民が道路の所有者に買取の交渉をしていると報じられています。通行権があるはずだーと訴えるということではありません。たぶん無理だからだと思います。

不動産会社を通じて不動産を購入する時は、不動産屋が道路の権利などを調査して説明することになっていますし、最近では銀行で住宅ローンを組む場合も道路の権利が確認されないとローンは通りません。

なので、一昔前の団地や、昔ながらの家の前の道が狭い街並みなどの中古住宅を、個人間で現金で購入する場合は道路のことを誰も調べないので要注意です。

「いつも通っているから通行権がある」というのは間違いです。

過去のブログでも紹介したとおり、個人間の不動産売買は危険です。

http://blog.souzoku-yamaguchi.com/?eid=60

 

 

 

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